オフィスに侵入者が現れた!

オフィスに侵入者が現れた! アイキャッチ

皆様は普段仕事中のオフィスに侵入者がやってくることはありますか?
まず無い、というかあってほしくない大問題ですよね。
しかし、それがもしこんな侵入者だったら…?

あなたならこんな侵入者、どうする?

私が所属していた、ガラパゴス諸島チャールズ・ダーウィン研究所のプロジェクト・ガラパゴス・ベルデ2050はひたすら屋外でのフィールドワークのイメージを持たれがちですが、最低でも週の半分は研究所内のチームオフィスで仕事をしていました。

↓ガラパゴス・ベルデ2050?という方はこちらの記事をどうぞ!

保全活動に興味がある人に考えてほしい、「植林」という言葉

オフィスではフィールドワークで記録したモニタリングデータの入力等、デスクワークを任されることもあります。
私はただでさえパソコンに疎くて機能が分からず頭がプスプスしがちだというのに、研究所のパソコンは当然ですがスペイン語仕様でございます。
日本語(というかカタカナ語)でもよく分からないパソコン用語がスペイン語。

そらもう、煮詰まりまくりますの。

だってですよ。意味がわからなくて「ヘルプ」押すじゃないですか。
すると救済策を名乗るさらにもっと意味の分からない用語が現れるんですよ。
まったくヘルプになってない。
そうしてしかめっ面で画面と格闘していると、視界の隅に何かがぬっと入ってくるんです。


上司面する侵入者

ご覧ください。
この、「よっ、頑張ってる?」と声をかけてくる優しい上司のような風格で現れるガラパゴスマネシツグミ
とても爽やかな顔をしていますが、紛れもない、ただの侵入者でございます。

この侵入者は、人畜無害そうな雰囲気を醸し我々を油断させ、堂々と机に乗ってくることもあるのです。

机に乗る侵入者

そして、我々が呆気にとられていると、床に降り室内をパトロールし始めます。
オフィスに不審なものは落ちていないか、くまなく確認。

少しでも戸棚が開いているようであれば、なぜ閉まっていないのかと注意したいのでしょうか。
ものすごく中を覗き込みます。

棚をチェックする侵入者

そして、ひとしきり室内を見回ると、満足して帰ってゆきます。

以上が侵入者の行動でございます。
あなたならどうしますか?

侵入者だけど、不審者じゃない…。

この部屋は勤務時間中は便宜上扉を開放していることが多いのですが、こうしてスタッフ以外の侵入者がやってきてしまうことがあるのです。
ただ、侵入者がその…見くびるわけではございませんが、まず刃物を振り回したりする系ではないので、我々の場合は「まあ、いっか。」という暗黙の了解でスルーさせて頂いておりました。
こちらから追い立てなくても、放っておけば勝手に帰りますし。
(管理している種などが食べられないようにはきちんと注意・予防はしていました。)

ただ、いつもいつも私がツッコミたかったのは、

彼らは鳥なのに必ず徒歩で入ってきて、
徒歩で去ってゆくこと。

ガラパゴスマネシツグミさん、どうしてなの…。

不審者は再来する…

翌日、再び侵入者が現れました。
またマネシツグミ氏だなと目をやると

オフィスに別の侵入者

今度はフィンチかいっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

ガラパゴスバットフィッシュ愛好家、NPO法人日本ガラパゴスの会スタッフ。著書『バットフィッシュ 世界一のなぞカワくん― ガラパゴスの秘魚』(さくら舎) 。 たまたま本で見たガラパゴスバットフィッシュに大恋愛し、大学在学中に2度ガラパゴス諸島に渡航、バットフィッシュを観察。 卒業後は、ガラパゴス諸島のチャールズ・ダーウィン研究所のボランティアスタッフとして活動。およそ1年半をガラパゴス諸島及びエクアドル本土で生活した。現在、ガラパゴスバットフィッシュやガラパゴス諸島に関する寄稿、トーク、講演、メディア出演等を行っている。