これは、私がガラパゴス諸島在住時に旅行先のサン・クリストバル島を歩いていた朝のことです。
何の変哲もない、普通の朝でした。
その日私は、ダイビングするために宿泊していたホステルから港へ歩いて向かっていました。
その道中小さな橋に差し掛かり、生き物が好きな私は魚や水鳥はいないかと視線を橋の下に落としました。
そこで、あるものに気付いてしまいました。
浮かんでいるんです、橋の下の水面に何かが。
そして動かずに漂っているんです。
嫌な予感がしました。
これは、見てはいけないものを見てしまったのかもしれない。
心臓の鼓動が早くなり、私は咄嗟に目を逸らしました。
嫌だな、怖いな。
私が見てしまったそれは、ちょうど人くらいの大きさでした。
もしかしたらやはり…と考えると、心臓の鼓動は早まるばかり。
しかし、いつまでも恐怖に慄いている場合ではありません。
発見した者として、私は速やかに通報する義務があるのです。
身体的な特徴を述べるためにも、近づいて確認しなければなりません。
私は橋の上に立つと、意を決してそれを見下ろしました。
…お分かりいただけただろうか。
もう一度ご覧頂こう。
…これは人間ではない。アシカであります。
それも、生きています。
「いや、これどう見ても死んでますよね?アキコさんそんなもの載せるって、倫理観無いんですか。失望しました。」
という方、どうかお待ちください。
このアシカが生きている証拠を、当時撮影した動画でご覧ください。
アシカって、このように浮かび漂ってリラックス?遊んでいる?ことがどうもあるようなのです。
ガラパゴスでよ~くアシカを観察していると、たまにこういった一瞬ドキッとする姿で寝ているアシカに遭遇することがあります。
それにしても、何て紛らわしい…驚かせないで頂きたいですわ!
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