ラテンアメリカのお盆?エクアドルの死者の日

ラテンアメリカのお盆?エクアドルの死者の日 アイキャッチ

8月といえば、お盆休みを楽しみにされている方も多いですよね。
お墓参りに帰省したり、連休ということで旅行に出掛けたり。
実はこのような風習がラテンアメリカにも存在することをご存知でしたか?
ほぼ全てのラテンアメリカの国で同時期に祝われるこの風習、テレビで現地での様子が紹介されることもありますが、悲しいことにエクアドルの例はまず紹介されません。
エクアドルでの「お盆」は一体どのようなものなのでしょうか。

ラテンアメリカの「お盆」はいつ?どんな日?

ラテンアメリカにおいての私たちの「お盆」にあたる日は11月2日で、死者の日(día de los muertos)と呼ばれます。
死者の日というのは、亡くなった人に思いを寄せる日。
お花や食べ物といったお供えを携えてお墓参りするという、インディヘナ(先住民)の風習の名残だそうです。
11月2日を基準に前後の土日と合わせて3~5連休になるように毎年祝日が設定されていて、例えば今年2018年は死者の日当日の11月2日が金曜日のため、11月2日~11月4日の3日間が死者の日期間になります。
日本のお盆休みと同様に、この連休を利用して旅行に出かける人が多いため観光地はとてもにぎやかな時期になります。
この時期にエクアドルをはじめラテンアメリカ各国を旅行する人は、宿の値段がハイシーズン価格で割高になっていることもあるのでご注意くださいね!

死者の日特有の食べ物

大抵の風習にはそれにちなんだ食べ物があるものです。
エクアドルの死者の日にはこんな可愛いものを食べます!

グアグアス・デ・パン(guaguas de pan)グアグアス・デ・パン
「グアグア」というのは先住民のケチュア語で「赤ちゃん」という意味で、赤ちゃん型のパンです。
中身がないタイプの他、ジャムやクリームなどの中身が包まれたタイプもあります。


そして、セットで飲むものが赤紫色のドリンク、コラーダ・モラーダ(colada morada)。
これを簡潔に申し上げれば、フルーツハーブ汁粉。
イチゴ、ブラックベリー、パイナップル、さとうきび、ババコ(スターフルーツの巨大版のような果物)等のフルーツをミキサー等にかけたあと、トウモロコシ粉やハーブ、クローブ、シナモン等と共に煮込んだホットドリンク(先に煮込んでからミキサーにかける場合もあります)。
フルーツの温かいとろとろドリンクという、日本人にとっては得体の知れない謎飲料なので少し抵抗感があるかもしれません。

実際に食べてみた

死者の日の時期になるとレストランを始め色々なところでこの2つを提供しています。
私もあるパン屋に入って、
「店頭ポスターの、グアグアス・デ・パンとコラーダ・モラーダのセットを下さい!」
とわくわくして注文してみました。
小さな集落のパン屋だからか、セットで1ドル25セントとお安い!

死者の日セット


そして威勢の良い返事と共に運ばれてきた

 

実際に運ばれてきた死者の日セット

おいしそうなコラーダ・モラーダと、どう見てもただのパン。
えっ、君写真と違わない?

「や、あのさ、グアグアどこに行っちゃったの?」
と店主のおばちゃんに聞いてみると、
「すまん、売り切れた」
ですって。
できれば注文した段階でそう教えて頂きたかったのですが、このただのパンもおいしかったので良しなのでございます。

コラーダ・モラーダは、恐る恐る飲んでみましたがこれが意外とイケました。
フルーツのまったりした甘さの中に酸味があり、クローブ等が効いていてホットドリンクなのにお口ほんのちょっと爽やかな感じです。
香辛料とハーブの味が大丈夫な方は是非飲んでみてください。
特に、スパイス強めのホットワインが好きな方はハマると思います。

そして、この時食べられなかったグアグアス・デ・パンは日を改めて別の場所でいただきました。
味はとてもシンプルなノーマルパンです。
美味しいのですが結構大きさがあるので、ジャムやクリーム入りのタイプの方が飽きずに食べ切れると思いました。

どちらも11月2日を過ぎるとまず手に入らないメニューなので、お気に召した方はこの期間にたっぷり堪能しておきましょうね!


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ABOUTこの記事をかいた人

ガラパゴスバットフィッシュ愛好家、NPO法人日本ガラパゴスの会スタッフ。たまたま本で見たガラパゴスバットフィッシュに大恋愛し、大学在学中に2度ガラパゴス諸島に渡航、バットフィッシュを観察。 卒業後は、ガラパゴス諸島のチャールズ・ダーウィン研究所のボランティアスタッフとして活動。およそ1年半をガラパゴス諸島及びエクアドル本土で生活した。現在、ガラパゴスバットフィッシュやガラパゴス諸島に関する寄稿、トーク、講演を行っている。