魚市場にVIPが到来した

魚市場にVIPが到来した アイキャッチ

 

ガラパゴスにおいて、魚市場の利用客は人間だけではない(むしろ人間以外の方が多い)
…ということは先日以下の記事でご紹介致しました。

世界一楽しい魚市場はガラパゴスにあり


魚市場がペリカンやアシカといったレギュラーメンバーで賑わっているのは当たり前なので、特別騒ぎ立てられることもないのです。

しかし!

ごく稀に、魚市場がざわつく日があるのです…
それは滅多に現れない、とあるVIPが来訪された時。

そのVIPとは?一緒に写真を撮ってもいいのか?ご紹介します!

私はVIPの来訪に居合わせた…

とある日の午前。
いつものように楽しい魚市場に立ち寄り眺めていると、突然後方で「おぉ…!」「わあ!」と歓声が上がり始めたのです。

世界に名高いガラパゴス諸島です、ハリウッドの有名俳優がバケーションで訪れていてもおかしくありません。
わ、私すごいタイミングで魚市場に居合わせたんだわ!
どなたがいらしたのかしら?
と皆が視線を向ける後方を覗いてみると…そこにいらしたのは…!


魚市場に来訪されたVIP!

アオアシカツオドリ!!

ハリウッドスターじゃないんかーい!とズッコケるところかもしれませんが、私は非常に驚きました。
なぜなら、アオアシさんが魚市場にお見えすることなんて激レア。

紛れもなくVIPですよVIP!!

人々に歓声をあげられまくっておりますが、当のご本人は気にする様子もなくすっとんきょうでございます。

すっとんきょうのアオアシカツオドリ

アオアシカツオドリは、この素敵なルックスから言わずと知れたガラパゴスの固有亜種。
お名前の通り、ペンキに浸しちゃったかのような青い足が特徴的!

ガラパゴスを訪れる目的としてこの鳥を挙げる観光客も珍しくなく、彼らの営巣地のガラパゴスの無人島ツアーに参加する人は本当に沢山。
そんなアオアシカツオドリが魚市場で見られるなんて!と場内はもう大騒ぎ。

アオアシカツオドリを撮影する人

恐る恐る近づいて撮影を始める人々。
VIPのアオアシカツオドリさん、全く動じません。堂々と記念撮影に応じています。

そう、アオアシカツオドリもガラパゴスの他の生き物と同じく基本的に人を恐れません。
ガラパゴスの決まりである「2mは野生生物と距離をとるルール」を守れば、一緒に写真を撮ることだって可能なのです!

カッショクペリカンとアオアシカツオドリ

「俺は人間じゃないから2mルール適応外な。」と真隣に歩み寄るカッショクペリカン。

アオアシカツオドリ

アオアシカツオドリさんは人々に代わる代わる写真撮影を頼まれ続けてものんびりとしていて、長い時間魚市場でゆっくりとしていました。

魚を主食とする生き物ですから当然ここにおこぼれを頂戴しに来たのだと思いますが、捌いている方々に近付いてアピールをすることもせず、魚市場後方のこの場所でじーっとしていました。
もはや、場内の人々をただ喜ばせに来訪したかのよう。

アオアシカツオドリが魚市場に来るタイミングは不明

「毎日魚市場に通って待っていればアオアシカツオドリはきっとやってくるのね!」
という期待はできません。
VIPの来訪はとてもレア&気まぐれなタイミングだからです。
もし同じタイミングに居合わせることができたら、まことに大吉でございます!

そして実は、このサンタ・クルス島では意外にも身近なところでアオアシカツオドリが日常的に見られます(気付かれていないだけ)。

例えば中心地にあるスーパー、proinsular。
このスーパーを出た正面は港ですが、この上空では毎日のようにアオアシカツオドリが飛んでいます。

空飛ぶアオアシカツオドリ

観察していると海にダイブして魚をとる様子も見られます!

スーパーを出てななめ右に直進すると、海上にごく小さな陸地が顔を出しているのが見えるのですが、そこが5~6羽ほどのアオアシカツオドリの休憩所だったりもします。
目視で確認するには少し遠いので、私はカメラのズーム機能(40倍)を使って見ていましたよ!

アオアシカツオドリの集団漁

また、場所や時間に規則性はありませんが(魚の群れが出現するタイミング次第)、海で突然アオアシカツオドリの集団漁が始まることもあります!

ちょっと散歩に出掛けたら集団漁が始まった!ということもありますので、
ガラパゴスではどんなにちょっとした外出でも必ずカメラは持参してくださいね!

VIPとの出会い、奇跡のシーンはいつも突然なのです…♪


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ABOUTこの記事をかいた人

ガラパゴスバットフィッシュ愛好家、NPO法人日本ガラパゴスの会スタッフ。たまたま本で見たガラパゴスバットフィッシュに大恋愛し、大学在学中に2度ガラパゴス諸島に渡航、バットフィッシュを観察。 卒業後は、ガラパゴス諸島のチャールズ・ダーウィン研究所のボランティアスタッフとして活動。およそ1年半をガラパゴス諸島及びエクアドル本土で生活した。現在、ガラパゴスバットフィッシュやガラパゴス諸島に関する寄稿、トーク、講演を行っている。