チャールズ・ダーウィン研究所でボランティア生活が始まり、サンタ・クルス島で無事に家を借りられたところまで前回お話ししました。
私は運よく巡り会えた、こちらの家に住むことにしました!
《入居までの家探しの経緯などはこちらの記事をどうぞ》
「ガラパゴスの家」と聞いて皆様どんな印象を受けますか?
ものすごく未知ではないですか?
ガラパゴス諸島の家って一体どんな感じなのだろうか…。
今回は、私が実際に住んだこの家の中を紹介すると共に、ガラパゴスの住宅事情についてお話ししようと思います!
ガラパゴスの家賃の相場は?
ガラパゴス諸島は、エクアドル本土から約1000km離れています。
物資などは主に本土から輸送されるため、物価は高いです。
エクアドル本土の物価と比較すると、ガラパゴス諸島は2倍は高いと感じます。
そのため、エクアドル本土からガラパゴスに来ると物価の差にぎょっとしますが、私たち日本人がガラパゴス諸島へ旅行した場合ギャップはあまり感じません。
なぜなら、物価は日本と同じくらいだからです(ものによっては日本より高いものもあります)。
ということは、家賃も日本と同じかそれ以上なのでは?と予想されますが、意外とこれは思ったほど高くはありません。
ガラパゴス諸島(サンタ・クルス島)の賃貸物件は主に
・アパート
・一軒家
のふたつで、それぞれ
・家具・家電完全完備
・部屋のみ(家具なし)
が半々くらいの割合で存在しますが、
家賃相場は
ワンルームアパートが月170ドル~
一軒家が月500ドル~
といった感じです。
※ガラパゴス諸島及びエクアドル本土の通過は米ドルです。
私は家具・家電完全完備の一軒家を借りました。
本来月650ドルの物件だそうですが、大家さんご夫婦が
「わざわざ遠い日本からひとりで来て、ガラパゴス諸島の自然の保全のためにボランティアしてくれるのだから」
と月400ドル(電気代、ガス代、水道代込)にしてくださいました。
このご恩は忘れません…暮らしている間も様々な面でお世話になり、ガラパゴス生活中の両親のような存在でした。今でも時々連絡をとっています♪
私が借りた家の中はこんな感じ
予め申し上げておきますが、この家はガラパゴスの住宅の中でも最上級に良い家です!
最高に住み心地が良くて快適でした!
ガラパゴスでも本当にピンキリあるんですよ。この前に暮らした「伝説の家」のようなすごいものもありますしね↓
まず1階!
こちらはキッチンとリビングです。
何が最高って、コンロは4つ口!冷蔵庫はファミリーサイズ!流しも大きい!
自炊が捗る環境は本当にありがたいですね。
テーブルクロスも元々敷かれていて、洗濯で替えが必要な時用にもう一枚用意されています。
2階への階段脇にはソファースペース。
来客ももてなすことができます。
ちなみに、中庭を共有してすぐ隣に大家さんご家族のお宅があります。
ここが私にとって一番魅力的でした。
異国での1人暮らしで何か困ったことやわからないことがあった時など、すぐそばに頼れる人がいることは防犯の面でもありがたいことですからね。
ガラパゴスに限らず、異国で一人暮らしをする際にはこういった面も考慮して家探しをするのがおすすめです。
それでは2階へ参ります!
こちらは寝室1。
広いベッドに、エアコン完備!
シーツや枕カバーの替えも用意されていて、本当に快適でした。
ベッドの前にはクローゼットや物置、テレビもあります。
テレビはチャンネルがものすごーーーーーく豊富!(ガラパゴス諸島及びエクアドル本土では、大半の家が日本でいうスカパーのようなもののアンテナを設置しているのです)
休日はゴロゴロしながらテレビを眺めてひきこもるという最高の一日を過ごせます。
この家は単身者の他、カップルやファミリー層にも対応しているため、寝室がもうひとつあります。
この部屋にももちろんテレビがついていますよ♪
そしてこの家は、洗面台・トイレ・お風呂が全て独立しているという、ガラパゴスでは滅多にお目にかかれない最高仕様でございます。
こちらが洗面台。
青いタイルが清潔感があってステキです。
お風呂はこちら。
ガラパゴス諸島及びエクアドル本土のお風呂は、バスタブがありません!
立ってシャワーを浴びるタイプでございます。
ちなみに、ガラパゴスの島民の方々の常識ではお風呂(シャワー)=冷水なんです。
そのため、家を探す際は必ず「シャワーはお湯も出ますか?」と聞いていました。
旅行者向けのホテルやホステルでは、外国人の利用がまず年頭にありますのでホットシャワーは当たり前に完備されていますが、ごく稀に水シャワーのところや時間帯限定でお湯が出るシャワーのところもあります。
宿泊前にご確認を!
そして最後に、トイレでございます。
ガラパゴス諸島及びエクアドル本土では、絶対に紙をトイレに流さないでくださいね!
すぐに詰まりますよ!
使用したトイレットペーパーは脇のゴミ箱に捨てるのです。
ガラパゴス諸島の島民の「普通の家」って?
上記で、私が借りた家を紹介しました。
しかし、こちらはあくまで「賃貸向け」なので、いわゆるガラパゴスの昔からの一般家庭の家とは少し違う面もあります。
ガラパゴス諸島民の一般住宅は、平屋が主です。
そこで、3世代同居の大家族で暮らす家庭も多いです。
ガラパゴス諸島は全域の97%が自然保護区で、人が居住できるのはたった3%。
そのため、住宅は大きくありません。
「海外は家が大きい!」と一般的に言われますが、ガラパゴスの家は日本と同じくらいの大きさに感じます。
そんな規模の家で3世帯で住んでいるご家庭がざらにあるのです。
狭いですし、家で一人きりになるスペースがないことだってあります。
しかし、それ故なのか…ガラパゴスは家族仲がとてもいいなぁ感じます。
夫婦や親子で「愛してる」と毎日のように言い合っています。
離島ですから、本土と比べると生活もやや不便です。
家電なども必要最低限のみ。
ですが、ガラパゴスの豊かな自然に囲まれて暮らす生活はとても幸せなものだと島民は語ります。
私は一人暮らしでしたが、仕事やボランティアでガラパゴスに来る人の中にはホームステイを選ぶ人もいます。
それも、家庭レベルでガラパゴスを味わえる貴重な機会なのでしょうね♪
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