エクアドルの子どもの日、強烈な思い出。

エクアドルの子どもの日、強烈な思い出。 アイキャッチ

10月になり、街中にはカボチャや可愛らしいお化けのモチーフが並び、ハロウィンモードになって参りましたね。
ガラパゴス諸島やエクアドル本土でのハロウィンはどんな感じなのでしょう?

答: 全く盛り上がっていない。

実はエクアドルではハロウィンはほっとんど行われません(反アメリカのエクアドル前大統領がハロウィン禁止令を出したことも大きく影響していると思います)。
今の時期、エクアドルで圧倒的に高まっているのは死者の日モード

《死者の日についてはこちらの記事をどうぞ!》

ラテンアメリカのお盆?エクアドルの死者の日

というわけで、ガラパゴスやエクアドル本土でのハロウィンのネタはございません。
しかしこれでブログ記事を終了するのはあまりに中身がなさすぎます。
ということで、かなり無理がありますがこの機会にエクアドルの子どもの日についてご紹介したいと思います。

エクアドルの子どもの日はいつ?

エクアドルの子どもの日は6月1日です。
日本では子どもの日といえば鯉のぼりや柏餅がありますが、エクアドルでは子どもの日だからといって盛大にお祝いや催しを行うわけではありません。
ささやかに「子どもの日だね!おめでとう~」とお子様方に声をかける程度の落ち着いた日です。

ちなみに、日本では同じ子どもの日でも女の子の節句と男の子の節句があると話すと驚かれます。
「どうして男女で分ける必要があるの?」

とすごく不思議そうなご様子でしたが、こちらとしては「そちらの言語(スペイン語)なんて、名詞全部男性名詞と女性名詞に分かれてるじゃん。なぜ男女で分ける必要があるの?」と思わずにはいられませんでした…。

子どもの日特別番組…?

というわけで6月1日は街の様子も変わらず特別感のない日なのですが、午前中に気に入っているエクアドルのラジオチャンネルを聞いていたところ、突然
「ハハッ」
という聞き覚えのある声が聞こえました。

「ハハッ、僕、ミッ○ーだよ!」

サンタ・クルス島の偽ミッ○ー

どうやら本日のゲストとして、かの有名なミッ○ーさんがスタジオに現れたようでした。
子どもの日なのでお子様が喜ぶゲストとしてこの御方をお招きしたのですね。
あまり子どもの日だからとイベントもやらないような空気だけど、特別番組はあるんだ!と少し感動しました。
そしてミッ○ーさん、エクアドルでもあの特徴的な高い声!

しかし、正直ディ○ニーにあまり興味のない私はこのコーナーをながら聞きすることに。
ミッ○ーさんごめんなさい。でもスタジオの空気が華やいでステキですね。

というわけで集中して聞いていなかったのですが、あれ?なにか違和感が…。
度々聞こえてくるミッキーの発言がなんだか変なことに気がついてきたのです。


「○ニーとは事実婚なんだ、ハハッ!」
「グー○ィーは二重人格なんだよ、ハハッ!」
「モルモット食いてえ、ハハッ!」
「セメントは何度か食ったことあるよ、ハハッ!」

どうしたどうしたどうした。

パーソナリティーが一度間違えて「ミ○ーさんは…」と声を掛けると、ご立腹されたのか
「○ニーじゃねえよ」
「今何て言ったんだよ」
「ミッ○ーだよミッ○ー」
と怒りのマシンガンツッコミ。

え?これ放送事故じゃない?大丈夫?と思わず手をとめて固まって聞いていると

「俺はミッ○ーーーーーッハァーーーウス!!ハハッ!!」

…え、これディ○ニーのミッ○ーマウスさんじゃなくて、ミキハ○スなの!?
あの子ども服の?あぁそうか子どもの日だからね…あれ、でもミ○ハウスは南米に進出していないぞ!?
と大混乱しているうちに放送は終了。

何だこの悪夢。

ちなみにこのラジオ番組、普段こんな番組じゃないんです。
渋い声のおじさんパーソナリティーによる比較的硬派な番組なんです。
それがなんということでしょう、よりによって子どもの日にこんなことになるなんて。
エクアドルで迎えた子どもの日は、誠に強烈な日になったのでした。

~このブログの著者の本『バットフィッシュ 世界一のなぞカワくん』(さくら舎)好評発売中!~


♪twitterではガラパゴスやエクアドル本土の写真を毎日更新中!フォローお願い致します♪
http://twitter.com/batfisherAKIKO
♪Youtubeチャンネルも是非視聴・登録お願い致します♪
https://www.youtube.com/channel/UC9OnRJODetWIsXgCDSJ62kQ?view_as=subscriber
♪ガラパゴス諸島の保全を援助したい!と思った方はこちら(NPO法人日本ガラパゴスの会HP)♪
http://www.j-galapagos.org/

ABOUTこの記事をかいた人

ガラパゴスバットフィッシュ愛好家、NPO法人日本ガラパゴスの会スタッフ。著書『バットフィッシュ 世界一のなぞカワくん― ガラパゴスの秘魚』(さくら舎) 。 たまたま本で見たガラパゴスバットフィッシュに大恋愛し、大学在学中に2度ガラパゴス諸島に渡航、バットフィッシュを観察。 卒業後は、ガラパゴス諸島のチャールズ・ダーウィン研究所のボランティアスタッフとして活動。およそ1年半をガラパゴス諸島及びエクアドル本土で生活した。現在、ガラパゴスバットフィッシュやガラパゴス諸島に関する寄稿、トーク、講演、メディア出演等を行っている。